私は産後の体調不良から、甲状腺乳頭がんの発覚に至りました。
甲状腺乳頭がんの発覚までをまとめた記事は別で紹介しているので、興味のある方はそちらも参考にして頂けたら幸いです。
この記事では甲状腺乳頭がんの症状と、私に現れた症状について紹介していきます。
この記事の内容は、動画でもチェックできますよ(*’ω’*)
現在、甲状腺乳頭がんの疑いがある人は参考にしてくださいね。
甲状腺乳頭がんとその症状について
甲状腺乳頭がんの症状を紹介する前に、甲状腺がんの種類を紹介します。
と言うのも、甲状腺がんは大きく分けて5種類もあるからです。
◆濾胞(ろほう)がん
◆髄様(ずいよう)がん
◆未分化(みぶんか)がん
◆悪性リンパ種
この中で、私が罹患した甲状腺がんは乳頭がんです。
乳頭がんは甲状腺がんの中でも一般的であり、生存率が比較的高いと言われています。
甲状腺がんに罹患する人の9割は、この乳頭がんだそうです。
乳頭がんをもっと詳しく!
私に襲い掛かった乳頭がんとは、いったいどんな病気なのでしょうか?
恐らくこの記事を読まれている方の中に、ご家族が乳頭がんだったりご自身が乳頭がんと診断された方もいらっしゃると思います。
まず伝えたいことは、乳頭がんは恐れなくても大丈夫ということ。
何故なら、乳頭がんはきちんと手術をすれば予後はとても良いと言われています。
実際に私は2018年5月11日に、甲状腺乳頭がんによる診断のもと甲状腺全摘手術を受けました。
甲状腺がんの腫瘍の大きさや範囲によっては、甲状腺を残す手術もあります。
そのため、乳頭がんになってしまったからと言って、必ずしも甲状腺を全摘しなければならないわけではありません。
乳頭がんの診断で甲状腺全摘手術を行う場合は、甲状腺を残すメリット・デメリットおよび甲状腺を失うメリット・デメリットは、把握しておく必要があります。
医師の説明をよく聞いたうえで、、納得のいく手術を受けてください。
また、超低危険度がんだと、すぐに手術をしなくても良いケースもあるそうです。



上記記事でインタビューを受けている日本医科大学付属病院の杉谷巌先生に、甲状腺全摘手術をしてもらいました。
杉谷巌先生は、甲状腺がんを専門とした外科医です。
今でも、術後の検診は杉谷巌先生に診察をしてもらっています。
何はともあれ甲状腺全摘手術をするのであれば、先生との信頼関係がとても大切です。
杉谷巌先生は、youtubeや書物で甲状腺がんのことを詳しく解説しています。
より詳しく乳頭がんのことを知りたい人におすすめです。
私も甲状腺全摘手術を終えてから、杉谷巌先生のyoutubeを拝見しました。
とても分かりやすく乳頭がんのことが分かり、治療に対して前向きな心が芽生えましたよ。
乳頭がんを簡単にまとめると。
◆乳頭がんはすぐに命に関わるものではない ※他の臓器に転移していない場合
◆乳頭がんは術後の予後が良好
◆乳頭がんは進行が遅い
◆乳頭がんは自覚症状が現れにくい
がんと聞くと怖い印象がありますが、正しい知識をつけることで乳頭がんと前向きに向き合えると、私は自身の経験を通して心から感じています。
私に起きた乳頭がんの自覚症状
実際乳頭がんと診断をされたものの、私は甲状腺機能低下の症状が出ていたのでそちらの症状の方が辛かったです。
実際に手術をしてから「この症状が乳頭がんの自覚症状だったんだ!」と気付いた症状があるので紹介していきます。
- 首元・のど元の腫れ
- 声のかすれ
- のどの痛み
まず、首元とのど元の腫れについては急に腫れあがるものではないので、気付いたら違和感があるといった感じでした。
そして、声のかすれとのどの痛みに関しては、花粉症だと思い込んでいましたね^^;
日によって、痛みが強かったり弱かったりしました。
実際の乳頭がんの症状とは?
医学的に言われている乳頭がんの症状は、しこりの違和感や反回神経麻痺による嗄声です。
甲状腺がんと聞くと酷い症状を想像する人もいるかもしれませんが、比較的生活に支障を及ぼすような症状ではありません。
しかし、症状が風邪や花粉症などに似ているため、自覚症状から乳頭がんを疑うことは難しそうですね。
喉元にしこりがあって、なおかつ嗄声を感じるのであれば、内分泌外科で診てもらうと良いでしょう。
乳頭がんと診断をされたら
急ながん宣告はショックです。
それが、ポピュラーである乳頭がんだと言われても、ショックなものはショックです。
乳頭がんと診断を受けたご家族と患者さんご本人にお願いしたいことがあるので、ぜひ読み進めて頂けたら幸いです。
ご家族の方へ
乳頭がんの宣告はショックです。
私のように過去を懐かしむようになるまでには甲状腺全摘手術という難関を受け、その後も適切な治療を受けなくてはなりません。
例え医師が『大丈夫』と言っても、患者さんの不安が消えることはないでしょう。
患者さんの病気を一緒に考え精神面でのサポートをしてあげて欲しいと、乳頭がん経験者としては強く思います。
手術は簡単なもので、大体の人は2時間もあれば終わります。
ですが、喉元は自身で見えない場所であり、そこにメスを入れられる恐怖は想像を絶するものと思います。私もそうでした。
患者さんが不安を吐露したら、極力話を聞いてあげてください。
患者さんへ
私も一緒で、とても不安でした。
でも、泣いても笑っても乳頭がんである事実は変わりません。
手術の日程が決まっているのであれば、それまでは極力好きなことを沢山して過ごして欲しいと思います。
乳頭がんは生活を制限される病気ではありません。
もし手術をする場合、術後しばらくは首元が動かしにくくなります。
メスを入れる範囲によっても、感じ方は異なるでしょう。
その為、自由に動けるうちに楽しいことをして、病気のことを考えすぎずに過ごしてください。
そして、ネットにはたくさんの情報が載っていますが、調べないことをお勧めします。
ネットの情報には正しいものと間違っているものとあり、それを素人が判断するには難しい作業です。
医師との信頼関係をきちんと持つことが、乳頭がん克服の近道です。
いつか私のように、手術をして良かったと思える日がくることを願っています☆
私の手術の説明書です。
しっかりと先生の指示を聞き、ネットの情報には惑わされないようにして欲しいと、心から思います。
私は乳頭がんの診断を受け手術をするまでに、一度もネットで検索をしていません。
後、体験談とかも読みませんでした。
自身とその方が少しでも違うと、不安材料になりかねないので・・・。
どんな病気でも個人差があります。
そこを自覚することが正しい治療に結び付くのではないでしょうか?
甲状腺乳頭がんの症状まとめ
乳頭がんの症状は、腫瘍の違和感と嗄声などが挙げられます。
このような症状が気になる場合は、近所の病院でエコーを診てもらうと良いでしょう。
甲状腺乳頭がんは比較的おとなしい病気であるものの、早期発見が大切です。
症状の有無にかかわらず、早めの治療は体にかかる負担も軽減するのではないでしょうか?
最後までご覧頂き、ありがとうございました!