甲状腺全摘手術を受けると自身の力でホルモンを作れなくなるため、チラーヂンという薬を服用します。
私は2018年5月11日に甲状腺全摘手術を受け、チラーヂンの量が決まるまでに半年近くかかりました。
その理由に、チラーヂンは皆が決まった量を服用するわけではないからです。
チラーヂンの量が体に合わないため、体にさまざまな症状が現れました。
チラーヂンはその人の体形や体質によって、ホルモンを作り出せなかったり、逆にホルモンを作りすぎてしまいます。
そのため、慎重な調整が必要となります。
チラーヂンの量が安定するまでに起きた症状
冒頭でも述べたように、チラーヂンの量が決定するまでに半年以上かかりました。
私の場合は甲状腺乳頭がんで甲状腺を全摘出したため、再発防止のためにチラーヂンの量を多めに処方されていました。
これは通常の処方だそうで、ホルモンを活発にさせることで甲状腺がんの再発を防ぐことに期待ができます。
手術を終え、チラーヂンを服用する毎日を送るようになりました。
私が服用していた具体的なチラーヂンの量は割愛させてもらいますが、徐々に症状が現れてくるようになりました。
結果的に私にはチラーヂンの効きが良いみたいで、平均的に処方されている量よりも少ない量が私には合っていることが分かりました。
大体の平均的な量を処方されていたのにホルモン値が高くなってしまったことが原因で、さまざまな症状が出始めました。
症状① 動悸
まず私を襲ったのは動悸でした。
ちょっと動いただけで、心臓が和太鼓にでもなったかのようにズンドコズンドコします。
これは結構きつかったです。
しばらく安静にすれば治まるのですが、治まるまでに30分以上はかかるので大変でした。
症状② 食欲亢進
私は元々食に対する興味は希薄で、食べられるものを食べられればいいという人なんです。
ですが、ホルモン値が高くなったことにより、食欲が以上なまでに亢進しました。
食べても食べても食べたりなくて、すぐに何かを口に入れたくなり、一ヵ月で5キロも太りましたw
食べる量は、普段の私の2倍は食べていましたね(^^;
食べられないよりかはマシですが、食べ過ぎも病気のリスクが高まるので安易に安心とも言えません。
症状③ 眠れない
夜になると布団の中に入るわけですが朝方までギンギラギンになってしまい、全く眠れなくなりました。
私は子どもがいるので、眠れないというのは本当にきつかったです(^^;
どんなに寝ようと頑張っても眠れず、午前中に予定がある時は寝ずにそのまま予定をこなすことが多かったです。
それに加えて動悸も出るので、生きた心地がしませんでした。
チラーヂンの量が安定した今の症状
チラーヂンの量が安定した今は、紹介した症状は出なくなりました。
症状が落ち着くまでに時間は掛かりましたが、少しずつ日常生活をしやすくなっていったように感じます。
チラーヂンは、甲状腺全摘手術をして甲状腺がない人、甲状腺摘出手術をした人、甲状腺機能低下症などの人が服用するお薬です。
医師の指示をしっかりと聞き、飲み忘れのないように気を付けましょう。
チラーヂンの量が安定すればホルモン値も平均値になるため、今までと何ら変わらない生活を送ることができます。