甲状腺機能低下症になると、浮腫みが酷くなります。
この浮腫みを解消したく、マッサージをしたいと考える人もいることでしょう。
しかし、甲状腺機能低下症の浮腫みによるマッサージは控えた方が無難。
私は浮腫みに悩まされマッサージを行いましたが、怖い思いをしました。
そこで、甲状腺機能低下症の人がマッサージを控えるべき理由を、私の経験を踏まえながら紹介していきます。
youtubeでも投稿しているので、合わせて参考にしてくださいね。
甲状腺機能低下症の症状の1つ浮腫みの原因
甲状腺機能低下症では、浮腫みが主な症状として認知されています。
何故浮腫みが起こるのか考えたことはありますか?
甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの数値が低下する病気です。
甲状腺ホルモンは代謝を調節するホルモンなので、低下すると浮腫みが出る原因に。
また、血液の流れに合わせて全身の細胞に働きかけます。
新陳代謝を良くするホルモンなので、低下してしまうと様々な症状が現れます。
また、甲状腺機能低下症の浮腫みは、粘液水腫とも呼ばれています。
粘液水腫とは、顔面・眼・まぶた・鼻・頬・唇・手のひら・足の裏・四肢などに起きる浮腫み。
一般的な浮腫みは浮腫みの箇所を押すと凹みますが、甲状腺機能低下症の場合は押しても凹まない特徴があります。
甲状腺機能低下症の浮腫みを解消するためにのおすすめマッサージはない?
甲状腺機能低下症の浮腫みは、想像以上に辛い症状です。
足や手指だけでなく、顔面までも浮腫みが出てしまいます。
「マッサージをすれば解消できるかも!」と、思いつく人もいることでしょう。
しかし「甲状腺機能低下症 マッサージ」で調べても、参考になる記事や動画がヒットしません。
このことから、甲状腺機能低下症の浮腫みを改善するマッサージはないということが考えられます。
甲状腺機能低下症の浮腫みを解消しようとマッサージをした結果怖い目に
私は甲状腺乳頭がんという腫瘍ができた関係で、甲状腺機能が低下していることも判明しました。
そのため甲状腺機能低下症と診断は頂いておりません。
その理由に、治療のメインは甲状腺乳頭がんだったことと、甲状腺全摘を視野に入れた治療計画だったことが考えられます。
甲状腺乳頭がんの診断を貰う前に、甲状腺機能の低下が見られると医師から説明を受けました。
しかし、私は「首元に腫瘍がある」という恐怖感から、甲状腺関係の情報は調べないようにしていたのです。
そのため私を苦しめている浮腫みは、甲状腺機能低下が原因であることに気付かないまま。
何とかして浮腫みを解消したいとマッサージをしたら、顔や手指だけでなく、お腹や脇の下辺りがパンパンに腫れあがってしまいました。
更には、喉元が締め付けられるほどにパンパンに。
そのため、甲状腺機能低下症で浮腫みを解消するためにマッサージをすることはおすすめしません。
至るところが腫れあがり呼吸もしづらく、この世の終わりを感じました・・・。
甲状腺機能低下症の浮腫みはマッサージで解消されないどころか悪化する
甲状腺機能低下症の浮腫みは、甲状腺ホルモンの働きが弱っているからです。
代謝が良くない状態でマッサージを行うと、弱っている甲状腺ホルモンに「無理してでも働け!」と言っているようなもの。
血液の流れも良くないため、至るところでリンパが詰まっていることが考えられます。
私が実際に行ったマッサージは、リンパの流れを良くするマッサージ動画を参考にしながらです。
リンパの流れが良くなるどころか、逆に詰まってしまい(;’∀’)
そのため、甲状腺機能低下症で浮腫みを解消したい!という人は、医師に相談することを徹底した方が無難。
私は医師に事後報告をしたら「あなたの場合は喉元に腫瘍があるので、逆効果になりかねません」と言われましたw
腫瘍がある関係で、さらに血流も悪かったのでしょう。
あの苦しい思いは二度とごめんですw
甲状腺機能低下症で浮腫みを解消したいならマッサージより適切な治療がベスト
甲状腺機能低下症の浮腫みは、本当に辛い症状です。
経験しているからこそ、その辛さが手に取るように分かります。
しかし、浮腫みを解消したいからと、私のように自己判断でマッサージをやることはおすすめしません。
ありとあらゆるところがつまり、苦し思いをする原因になりかねません。
甲状腺機能低下症は、正しい治療で症状が改善されていきます。
浮腫みに関しても徐々に落ち着いてくるので、医師からOKが出るまではマッサージは控えましょう。