筆者は13年もの間、パニック障害に苦しめられてきました。
パニック障害になりたての頃は症状が辛く、何度もヘルパーを利用したいと考えていたのです。
ご興味がある方は、アメブロで発症当時の様子を書いているので読んでみてください。
過去の筆者と同じように、「私も日常生活に支障があって、ヘルパーを頼みたい!」という人もいることでしょう。
しかし、意外と知られていませんが、パニック障害の人はヘルパーを利用することは可能なのです。
そこでこの記事では、パニック障害の人が利用できる地域生活支援事業についてまとめました。
パニック障害の症状が強く外出が困難
自立を目指したい
地域生活支援事業の支援を受けた人の話を聞きたい
パニック障害の人でもOK!地域生活支援事業でヘルパーを利用しよう
パニック障害になると、日常のほとんどに制限がかかり辛いですよね。
筆者も長年苦しんできたので、そのお気持ちが良く分かります。
そこで活用したいサービスが、地域生活支援事業というもの。
初めてこの名を聞く人も多いのではないでしょうか?
現在筆者も利用させて頂いていて、ヘルパーさんと日常のあれこれをおこなっています。
そこで、地域生活支援事業というものがどういうサービスなのかを見ていきましょう。
地域生活支援事業とは
地域生活支援事業とは、心身または精神に障がいのある人が自立に向けて日常生活や社会生活をおこなえるように受けられる支援です。
自立を目的とした支援が、原則一割負担で受けることができます。
自立を目的とした支援を受ける際に、事業所からヘルパーが派遣される仕組みです。
パニック障害でヘルパーを利用したい!地域生活支援事業で受けられるサービス
地域生活支援事業の支援内容は障害によってさまざまですが、今回はパニック障害の人が受けられる支援について見ていきましょう。
実際に筆者も利用していますが、自身の成長に繋がっていると実感しています。
そこで、パニック障害の人が受けられるサービスについてご紹介しますね。
居宅家事援助
居宅家事援助とは、パニック障害の人が住む自宅の家事を援助します。
筆者はパニック障害に加えて手術なども経験していたため、居宅家事援助にはとても助けられました。
部屋の掃除・お風呂掃除・トイレ掃除・料理・洗濯・日用品や食料の買い出しなど、さまざまな家事をヘルパーさんがおこなってくれます。
自立を目的とした支援なので、体調が良い日は一緒に家事をおこなうことが理想です。
移動支援
続いて移動支援について見ていきましょう。
パニック障害になると、一人での外出は困難ですよね。
地域生活支援事業では、移動支援でパニック障害の人もサポートします。
例えば、病院への付き添い・買い物への付き添い・散歩などが適用されますよ。
筆者は子どもの保育園の送迎に、移動支援を利用させて頂いています。
パニック障害でヘルパーの利用をしよう!地域生活支援事業受給証の手続き
パニック障害になると、日常生活に制限がかかって大変ですよね。
そのため、地域生活支援事業のサービスを受け、自立に向けた生活を手に入れましょう。
是非とも地域生活支援事業の支援を受け、パニック障害と上手に付き合ってください。
以下で、地域生活支援事業の申請方法についてご紹介します。
役所に連絡する
手続きにおいて、役所の精神保健課などに相談をするとスムーズです。
筆者も役所に直接問い合わせました。
役所に連絡を入れ、地域生活支援事業の担当部署につないでもらいましょう。
サービス事業担当者との面談
役所に連絡を入れた後は、サービス事業担当者との面談が入ります。
筆者は、役所とサービス事業担当者2名と面談をしました。
面談では、どのようなことに困っていてどのような支援があると助かるのか?ということを前提に、支援内容を細かく調整します。
主治医に診断書を書いてもらう
地域生活支援事業の支援を受けるには、主治医の診断書が必要です。
役所もしくはサービス事業担当者から診断書を渡されるので、主治医に書いてもらいましょう。
市区町村で支給決定
面談と診断書の手続きを終えると、お住まいの市区町村で支給決定の通知が届きます。
支給決定がされたら、支援に見合った事業所からヘルパーが派遣されるように。
地域生活支援事業申請の注意点
お住まいの市区町村によっては、申請方法に違いが生じる可能性も。
必ずご自身でご確認のうえ、申請手続きをおこなってください。
パニック障害でヘルパーを頼みたい!地域生活支援事業で掛かる費用
前述したように、地域生活支援事業の支援は原則一割負担です。
費用の支払い方については、事業所によって違いがあります。
大体は口座引き落としを利用している事業所が多い印象です。
筆者が支払っている金額
筆者は移動支援を利用しています。
週3回の支援で、月に支払う金額は3,000円前後です。
また、利用者負担額の上限も設けられているので、安心して支援を利用できます。
医療費控除の対象となる
地域生活支援事業で支払った金額は、医療費控除の対象となります。
筆者は医療費控除の申請をし、還付されました。
ただし、病状や支援の内容で対象外となるケースも。
税務署で詳細を確認しましょう。
地域生活支援事業を利用し、パニック障害の自立に向けてヘルパーと行動しよう!
地域生活支援事業は、パニック障害の人でも受けられる支援です。
特にパニック障害になりたての頃は、一人では何もできませんよね。
そんな時こそ、地域生活支援事業を利用してヘルパーさんに手助けしてもらいましょう。
パニック障害とうまく付き合うためにも、地域生活支援事業を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?
自立に向けて家事援助と移動支援が受けられる!
申請方法は役所で確認しよう!
医師に診断書を書いてもらおう!
役所の人と事業所の人と面談をしよう!
役所の人が支給決定をしたら支援が受けられる!
ちなみに、パニック障害だけの診断では精神障害者手帳は発行されませんよね。
地域生活支援事業は、精神障害者手帳がなくても支援を受けることができるので安心してください。
パニック障害とうまく付き合えるようになったら、働くことを視野に入れることもできます。