ネグレクトという言葉をご存知ですか?
ネグレクトとは育児を怠る養育者のことを指し、その影響を受ける子どもは多くいます。
- ネグレクトをする母親の特徴を知りたい
- 知人がネグレクトをしていないか、判断材料にしたい
- 自身がネグレクトをしているかもしれないので、答えを出したい
この記事では、上記に当てはまる方の疑問、悩みを解決できます。
なぜなら、筆者は母親からネグレクトされた子どもの一人。
ネグレクトを受けた子ども特有の、生きづらさを抱えて生きてきたからです。

YouTubeとブログで、私が受けたネグレクト被害を発信。
多くの方から、共感や感謝の声をいただいています。
取材も受けました。
そこでこの記事では、母親からネグレクトされた私の経験を活かし、ネグレクトをする母親の特徴をギュッとまとめました。
ぜひ最後まで読み進めてください。
☑️ネグレクト被害者の実態
☑️ネグレクトしている母親の特徴
☑️ネグレクトを見つけた時の対処法
ネグレクトする母親の特徴!まずは言葉の意味を知ろう
ネグレクトという言葉は、育児放棄を意味します。
ここ最近、ネグレクトという言葉を耳にする機会が増えたよう感じませんか?
テレビなどの報道で、ネグレクトしている母親のニュースが後を絶たないですよね。
ネグレクト被害に合う子どもは多いものの、気付かれにくい一種の虐待です。
ネグレクトを受けた子どもは、育ってきた環境が当たり前だと信じて疑いません。
このような理由から、発見が遅くなることが考えらます。
ネグレクトする母親の特徴5つ!まずはチェックしてみよう
ネグレクトする母親には、どのような特徴があるのでしょうか?
ネグレクトは虐待の一種でありながら、発見に時間がかかります。
ネグレクトをしている母親の特徴が分かれば、悩む人を救える手段はグンと増えるのです。
実際に筆者も、母親からネグレクトされていた一人。
他人事ではありません。
そこで、ネグレクトする母親の特徴を5つご紹介します。
- 感情のコントロールができない
- 二面的な態度
- 周囲の目を気にする
- 依存心が強い
- 子どもを支配する
思い当たる人が周囲にいないか?または、自分自身が当てはまらないか?、じっくり読み進めてください。
①感情のコントロールができない
ネグレクトしている母親は、自身もネグレクトされて育っている可能性があります。
このような場合、自分の感情よりも親の感情を優先に。
見捨てられることを恐れ、親の感情を逆撫でしないよう生きています。
そのため、感情のコントロールを学ぶ機会を失い、物事を感じる能力に欠けてしまうのです。
- 感情が抑えきれず爆発する
- 物事を感じる能力が欠け何事にも無関心
上記二つのタイプに分かれる傾向に。
筆者の母親は、感情を抑えることができないタイプ。
道ばたで怒鳴られ、殴られることはしょっちゅうでした。
いつ降りかかるか分からない暴言と暴力に怯え、母の機嫌を損ねないようにしていたのです。
②二面的な態度
ネグレクトをしている母親は、分かりやすいほどに二面的な態度をとります。
- 気分がいい時は、子どもを可愛がったり甘やかす
- 不機嫌な時は、暴言・暴力・無視をする
このように、自分の気分によって子どもに接するのです。
筆者の母親は、気分がいい時は外食に連れて行ってくれました。
その一方で、機嫌が悪いと暴言や暴力で筆者を支配しようとしていたのです。
二面的な態度にいつも怯え、本当の母親が分かりませんでした。
③周囲の目を気にする
ネグレクトをしている母親は、母親自身もネグレクトされた可能性があります。
幼いころ、周囲の目を気にしながら過ごしてきたのでしょう。
周囲の目を気にするあまり、社会的なルールやモラルに異常なほど従順になるケースが。
- 自分と周りが明らかに違うことにコンプレックスを持つ
- 裕福そうな子どもに嫉妬する
家庭内で疎外感を感じて過ごしてきた場合、社会と上手に適合できるよう努めます。
いわゆる、世間体を気にするのです。
筆者が中学生ごろ、交友関係などに口出しするようになった母親。
近所の人に見つかったら、悪い噂になるという理由からです。
子どもはこうであるべきという理想と、社会的なモラルを押し付けられながらの躾。
子どもである筆者の気持ちより、世間体を気にする母の気持ちが第一優先でした。
④依存心が強い
ネグレクをしている母親は、幼少期に愛情を受けていない人も多くいます。
幼少期に愛情を受けずに育つと、自立した大人にはなれません。
そのため、自身に好意を示す人には、全面的に依存してしまうのです。
- 特定の相手にだけ心を許す
- 嫌われることを極端に恐れ、相手のペースに合わせてしまう
人間関係だけでなく、アルコールやギャンブル依存にも発展しまうケースも。
重度障害者の妹がいた筆者は、全面的に介護を押し付けられました。
「妹の世話をするのは当然だ」と何度も言われ、無理な介護を強要されてきたのです。
妹が施設に入ると、無断外泊を繰り返す母親。
筆者の母親は、妹がいる時は筆者に依存し、いない時は彼氏に依存していたのです。
⑤子どもを支配する
ネグレクトする母親は、母親自身もネグレクトされていた可能性があります。
親に服従しながら生きてきたため、子どもは親に服従するものだと考えているのです。
常に周囲の目を気にしながら生活をしているため、母親は子どもは支配したがります。
思い通りにならないのは子どものせいという考えを持ち合わせ、自分の機嫌で子どもを支配します。
筆者の妹が重度障害者だったため、家事や介護は幼少期から筆者がおこなってきました。
家族の食事の準備はもちろん、妹の排泄・風呂介助もしてきたのです。
本来であれば、母親が介護をすべき。
小学校低学年から、妹の介護を押し付けられていました。
母親自身もネグレクト環境で育っている特徴がある
ネグレクトをしている母親は、母親自身もネグレクトで育っている可能性が。
ネグレクトが当たり前な環境で育つと、感覚が麻痺してしまいます。
麻痺した感覚は当然、我が子にも向いてしまうのです。
ネグレクトを受けて寂しい経験をしているはずなのに、我が子にも同じことをしてしまう。
ネグレクトは負の連鎖が断ち切りにくい、虐待の一つとも言えるでしょう。
ネグレクトしている母親を見つけたらどこに相談すべき?
ネグレクトをしている母親に直接指摘してしまうと、揉め事やトラブルに発展しかねません。
そのため、ネグレクトしている母親を見つけたら、児童相談所へ相談・通報しましょう。
「ネグレクトか判断できない」といった場合でも、相談は可能。
児童相談所への相談は【189】、通話料は無料で匿名通報できます。
また、ネグレクトを受けている子どもが通う、園や学校に相談するのも一つの策です。
母親である私がネグレクトをしている?と不安を感じたら
筆者はネグレクトを受けて育ったせいか、その家庭環境が当たり前だと思っていました。
そのため、何をしたらネグレクトに繋がるのか、その境界線に悩むこともあります。
ここまで読んでくださったあなたも、筆者と同じように悩まれているはずです。
そこで、匿名で相談ができるUnlace(アンレース)をご紹介します。
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児童相談所も相談可能
児童相談所は、虐待加害者・被害者の相談も受けています。
自身がネグレクトをしているかもしれないと感じたら、ダイヤル【189】にかけて相談しましょう。
相談は匿名でおこなうことができますし、現状突破する一つの手段です。
ネグレクトしている母親の特徴まとめ
ネグレクトしている母親は、母親自身もネグレクトを受けていた可能性が極めて高いです。
このことから、母親自身がネグレクトをしている自覚がありません。
- 感情のコントロールができない
- 二面的な態度
- 周囲の目を気にする
- 依存心が強い
- 子どもを支配する
上記に該当する母親には、念の為警戒をしておいた方が良いと思います。
もちろん、全ての人がネグレクトをしているわけではありません。
慎重に判断するためにも、ネグレクトを受けた子どもの特徴について知っておきましょう。
また、ご自身がネグレクトをしている場合、匿名で相談することも可能です。
ネグレクトを減らすためには、周囲の人や本人がその行為に気づくことが重要。
決して他人事とは思わず、救いの手を広げてください。
筆者が母親から受けたネグレクトの詳細は、YouTubeとアメーバブログで確認できます。
取材を受けた動画も合わせてご紹介し、ブログを締めさせていただきますね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。