「こころが晴れるノート」って、どんな本?
そう疑問を感じている人もいることでしょう。
また「認知療法について学びたい」という人も、「こころが晴れるノート」の情報に辿り着いたのではないでしょうか?
そこでこの記事では、パニック障害に悩む私が「こころが晴れるノート」を読んだ感想をまとめます。

パニック障害による不安、がん闘病中の不安な心を楽にしてくれました
「こころが晴れるノート」について詳しく知りたい!という人は、ぜひご参考にしてみてください。
「こころが晴れるノート」の感想!まずは書籍の内容について
「こころが晴れるノート」は、うつと不安の認知療法自習帳です。
かといって、うつや不安がある人だけに限らず、人間関係に悩む人や思考の癖を見直したい人にも重宝します。
私はパニック障害で悩みこちらの書籍を読みましたが、とても参考になりました。
多くの人に「こころが晴れるノート」の素晴らしさを知って欲しく、感想をまとめようと思い立ったのです。
著者は精神科医
著者は精神科医の大野裕さんで、認知行動療法活用サイトここトレの運営もされています。
「こころが晴れるノート」以外にも多くの書籍を執筆されているので、ぜひチェックしてみてください。
特に「「こころ」を健康にする本」は読みやすく、心がふわっと軽くなりました。
「こころが晴れるノート」を読む前の、ウォーミングアップにおすすめです。
書籍の内容
「こころが晴れるノート」の内容は、大きく分けて以下の四つ。
- 認知療法についての説明
- 自身の問題に取り組む
- 人間関係を見直す
- 思考の癖に気づく
不安や思考の癖を見直すワークシートも盛り込まれているので、書籍を手にしたその日から認知療法に取り組めます。
自身の問題や人間関係をバランス良く考えられるため、生きづらさの原因を探ることが可能です。
「こころが晴れるノート」を読んだ感想
私は長年、パニック障害による予期不安に悩まされてきました。
精神薬の断薬をすることになり、主治医から「こころが晴れるノート」を勧められたのです。
半信半疑で購入した「こころが晴れるノート」ですが、私の人生を大きく変えるきっかけになりました。
認知療法に詳しくなれた
私のように精神疾患を持っている人であれば、馴染み深い認知療法という言葉。
言葉は知っていても、実際に何をすべきか分からない人もいることでしょう。
私も「こころが晴れるノート」を手にするまで、その方法が分かりませんでした。
書籍を読み進めていくと、認知療法の正しい方法を知ることができるように。
普段の生活に取り入れやすいため、認知療法に詳しくなれました。
思考の癖は変えられる
パニック障害になる前の私は、楽観主義でした。
何か問題が起きても「どうにかなる」と、楽観視していたのです。
しかし、パニック障害になってからは毎日が不安との闘い。
不安のない日なんてありません。
このように、不安に支配される毎日を送っていた私。

そもそも予期不安は、なぜ起こるのだろう?
と、考えるようになったのです。
実はこの予期不安も、私が勝手に作り出しているもの。
「こころが晴れるノート」を読んで、予期不安の正体に気づきました。
そこからは不安の対処法をこの書籍で学び、不安が起きても動じない思考作りができるようになったのです。
変哲のない日常に達成感を見出せる
「こころが晴れるノート」には、活動目標と習慣活動記録を書き込む欄があります。
思い切って行動に移したい目標を掲げ、その結果を書き込むのです。
また、溜まったストレスに気付く大切さについても学べます。
「こころが晴れるノート」と出会う前の私は、変哲のない日常に嫌気がさしていました。
それと同時に複数の病気も抱えていたため、「私が頑張ることは無意味」だと卑下していたのです。
人生のどん底で苦しい思いをしていた私に、希望の光を与えてくれた「こころが晴れるノート」。
多くの人を救う光だと私は思っています。
人間として成長ができる
なんといっても、人間として成長ができる一冊です。
思考の癖に気付かずに日々過ごしていると、それだけで大きな損をしています。
その理由は、思考の癖の大半はネガティブなものだからです。
ネガティブな思考は現実をもネガティブにし、心身の不調にも繋がります。
特に闘病中はネガティブになりやすいですが、「こころが晴れるノート」のおかげで辛い断薬や闘病に向き合うことができました。

精神薬断薬による離脱症状に加え、甲状腺がんの手術も行いました。
乗り越えられたのは、「こころが晴れるノート」のおかげです。
辛い現実を変えるのは、自分の力!
どんな人でも自分を変える力があり、大人になっても成長できるのです。
それを気付かせてくれたのが、「こころが晴れるノート」でした。
「こころが晴れるノート」を読んだ感想まとめ。今を苦しむ人に読んで欲しい!
「こころが晴れるノート」と出会う前の私は、皮肉っぽくマイナス思考で根暗でした。
それが原因で、家族にも八つ当たりをしていたことでしょう。
思考の癖は行動にも現れ、人間関係のトラブルを生むきっかけに。
そうなってしまっては、自分自身が損をしてしまいますよね。
「こころが晴れるノート」は、今を苦しむ人に希望を与える書籍です。
自分を変えるのは自分自身であり、環境や他人ではありません。
自分を苦しめている正体は自分自身であると気付き、認知療法でそれを正していく。
この方法が身に付くことで、人生が大きく変わっていきます。
素晴らしい書籍を世に送り届けてくださった大野裕先生に、こころより感謝しています。