子どもに虐待をしている自覚があるあなた。
または、子どもに虐待をしているかもしれないと不安なあなた。
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
・子どもが嫌いなわけではないのに虐待してしまう
・虐待に対する不安を誰にも相談できない
この記事は虐待をやめられないあなたへ、今日から始められる対処法を3つご紹介します。
筆者は幼少期、母親から虐待を受けていた被害者の一人。
たび重なる虐待に、何度もやめて欲しいと願っていました。
筆者は「いつか優しいお母さんになる」と信じ、耐え抜いてきたのです。
きっとあなたのお子様も、過去の筆者と同じような気持ちを抱えているはず。
虐待をやめて欲しいと願う子どもの気持ちを尊重し、直ちに虐待をやめてもらいたい。

そこで、虐待をやめらないあなたへ…。
虐待をやめる手助けになればと、この記事を書くことにしました。
虐待加害者として、あなたの名が世間に知られるのは時間の問題です。
かといって、バレなければいいという問題でもありません。
虐待をやめたいのにやめられないという自覚がある今、しっかりと自身のおこないを振り返ってください。
この記事を最後まで読むことで、
・あなたの心に潜む闇
・あなたが虐待をやめるために必要なこと
・虐待をやめられないあなたが今日からできること
この4つが分かります。
ぜひ最後まで、読み進めてください。
あなたが子どもへの虐待をやめられない3つの理由
気付いたら、子どもに虐待をしていた。
それが日常的になってしまい、やめるタイミングがわからない。
やめられないのに繰り返してしまう虐待に、あなたの心もSOSを求めているはずです。
筆者は虐待を受けて育ってきたので、虐待をする親の問題点はすぐに浮かびます。
そこで、あなたが虐待をやめられない理由を3つ、筆者の経験をもとにまとめました。
②心に余裕がない
③自分を優先したい
さらに詳しく見ていきましょう。
①自分自身も虐待を受けていた
あなたが虐待をやめられない理由に、ご自身も虐待を受けていた可能性が挙げられます。
虐待を受けて育つと、自身の子どもに虐待をする可能性が高いのです。
健全な親子関係を築けないと、親子以外の人間関係もうまくいきません。
自分の親と同じように子どもには虐待をしないと誓っても、自分の親と同じような虐待をしていませんか?
その様子は、いじめられっ子だった子がいじめっ子に変貌する様子と似ています。
ちなみに、筆者に虐待をしていた母親は、3歳ごろから親戚の家で預けられ育ちました。
②心に余裕がない
親になると、さまざまな苦悩に直面します。
育児はもちろん、経済面や自身の健康状態など、苦悩や不安は尽きませんよね。
心に余裕がないと、情緒不安定になり感情的になりやすいです。
虐待をやめられない親は「ついカッとなってしまった」という言い訳で、子どもを虐待します。
ついカッとなってしまっても、子どもを虐待して良いものなのでしょうか?
心に余裕がなくなると、道徳心を持てず理性を保てなくなり、虐待がやめられないのです。
③自分を優先したい
虐待をやめられない人の中には、子どもより自分を優先したいと考える人もいます。
子どもがいることで自分を優先できなくなってしまうことから、怒りの感情で虐待に及ぶことも。
ネグレクトをしている母親は特に、自分の自由を優先する傾向に。
ある程度放置しても大丈夫だと、育児を放棄してしまうのです。
子どもへの虐待をやめられない…あなたの心に潜む闇
虐待をやめられない人は、心に闇を抱えています。
心の闇に気付いていたとしても、気付かぬふりをしている人もいることでしょう。
虐待をやめられないけど、本気でやめたいと考えているあなた。
まずは自分の心の闇に気づいてください。
以下で、あなたの心に潜む闇を紐解いていきます。
・自暴自棄状態
・依存体質
順に見ていきましょう。
ストレスが限界値
ストレスが限界に達すると、理性を失いかねません。
また、気付かぬうちに多大なストレスを抱えている人もいることでしょう。
ストレスを上手に発散できない人こそ、虐待をやめられない一人。
まずは、自身のストレスに気付き発散方法を見つけましょう。
自暴自棄状態
子育てには悩みがつきものです。
どんなに悩んでも解決しない問題に嫌気がさし、自暴自棄になることも珍しくはありません。
親の心子知らずという言葉のとおり、親の苦労はお構いなしに子どもは好き勝手に振る舞うものです。
自分一人で育児の悩みを抱え込み、自暴自棄になっていませんか?
精神的依存
虐待をやめられない親は、一見子どもを突き放しているかのように見えますよね。
しかし、虐待をする親は子どもに依存しているのです。
子どもにどんな罰を与えても、子どもはあなたを裏切りません。
いつだって、親の味方でいてくれます。
この純粋な心を悪用し、親は子どもに精神的依存をしているのです。
子どもへの虐待をやめられないあなたに必要なこと
虐待をやめたいけどやめられないあなたへ。
今のあなたに必要なことは、自分自身としっかり向き合うことです。
おそらくあなたは、多くの感情が相まって虐待をしているのでしょう。
しかし、虐待をしてあなたの悩みや不安が解決するのでしょうか?
虐待をすることで、事態が好転するのでしょうか?
事態は好転どころか、悪い方向へ進みますよね。
以下で、あなたが自分自身と向き合うために必要なことをまとめました。
・子どもの立場に立って考える
自分自身と向き合うためにも、しっかりと読み進めてください。
自身の生い立ちを振り返る
虐待をする人は、幼少期に虐待を受けた可能性があります。
虐待環境を当たり前に感じてしまい、感覚が麻痺していることも考えられるのです。
このような場合、自身が虐待をしている自覚がない場合もあります。
虐待を自覚していてやめられない人は、自身の生い立ちを振り返ってみましょう。
子どもの立場に立って考える
虐待をやめられないのであれば、子どもの立場に立って考えてみてください。
自身が子どもの立場になったとき、どのような感情が芽生えるでしょうか?
おそらく、良い感情は芽生えないはずです。
自分がされて嫌なことは、子どもにもしない。
これは、親子間でも守りたいですよね。
虐待をやめられないあなたが今日からできる3つのこと
虐待をやめたいのにやめられないのであれば、具体的な対策を練りましょう。
二度とお子様を傷付けないよう、心を強く持ってください。
虐待を繰り返さないよう、今日からできる3つのことは以下の通りです。
②子どもを預ける
③カウンセリングを受ける
具体的に見ていきましょう。
①児童相談所へ相談する
児童相談所は、虐待の通報だけだと思っていませんか?
虐待をしている当事者からの相談も、匿名で受け付けています。
また、虐待を受けている子どもからの相談も可能です。
②子どもを預ける
虐待をやめられない親は、子どもの姿を見るだけで感情的に虐待をしてしまうことも。
このようなことを避けるためにも、子どもと離れる環境を作ってください。
両親・友人・施設・行政のサービスなどを利用し、子どもを預けましょう。
いっときの対処法に過ぎませんが、親が冷静になる時間を確保することも大切です。
子どもが安心して過ごせる環境作りは、親であるあなたの務めなのですから。
③カウンセリングを受ける
子どもへの虐待は、立派な犯罪です。
「躾のためにおこなった」と言っても、それは言い訳に過ぎません。
今日からでも虐待をやめたいと考えているのであれば、カウンセリングをおすすめします。
匿名・顔出し不要で当事者目線のカウンセラーに相談
実は私も虐待サバイバーでありながら、自身の虐待に悩んだことがあります。
当事者同士だからこそ、遠慮なく話せることがあるでしょう。
恐れずに、私のカウンセリングサービスを受けてください。
子どもへの虐待をやめられないあなたへ、虐待を受けた私からのメッセージ
子どもへの虐待をやめられず、この記事に辿り着いたあなたへ。
虐待をやめたい、でもやめられないという葛藤を、毎日繰り返されているのではないでしょうか?
虐待は立派な犯罪だという認識があるからこそ、あなたがこの記事にたどり着いたのだと信じています。
虐待をやめられないのは、あなたの甘えです。
あなたのお子様は、あなたがどんなにひどい虐待をしても、あなたのことが大好きです。
親を嫌いになれない子ども心を利用し、お子様に虐待をおこなうのは今日で終わりにしてください。
虐待をやめられないのであれば、まずは児童相談所へ相談する。
児童相談所への相談に抵抗がある人は、私のカウンセリングサービス
あなたは必ず変われます。
自分の甘さに逃げず、立ち向かってください。
あなたきっと、弱い者を苦しめる行動に出てしまうほど、寂しさを我慢して生きてきたのだと思います。
その寂しさをしっかり埋めない限り、同じことを繰り返すのです。
お子様がこれ以上苦しい思いをしないためにも、ご自身の心の寂しさを埋めてください。
最後に、私の虐待経験を話している動画をご紹介して、終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。